今回は、官足法の勉強会でまず知っておくべき基本【官足法の原理・原則】についてお届けします。(官足法講座資料から)
1.官足法の原理 官足法を実践すると、なぜ病気が治るのか?身体は「ある条件」が整うことによって治るように出来ているからです。では、「ある条件」とは何か?それは、(1)血液がきれいであること(2)きれいな血液が全身を順調に循環していること。こういう体内体内環境をつくれば生活習慣病になりにくく、なっても自然治癒力が働いて文字通り自然に治ります。
(1)血液をきれいにするにはどうするか?
血液をきれいにする臓器は何か?⇒腎臓と肝臓。特に腎臓の反射区を刺激し、その機能を高めれば血液はきれいになります。腎臓の主な働き⇒⇒①血中老廃物のろ過 ②水分(塩分)の調節 ③血圧の調整 ➃造血ホルモンの分泌・・・etc
〈反射区について〉
官足法には、反射区という概念に基づく側面があります。これは現在の現在の医学的根拠に完全に基づくものではありません。しかし、その存在は昔からツボ(経路)とは別の概念として知られていました。(詳しくは「足の汚れが万病の原因だった」官有謀著者をお読み下さい)。
そのメカニズムは、足にある反射区と呼ばれる圧通点を刺激することによって、その刺激が脳を介して身体の特定の部位や臓器に働きかけ、その部分の生理機能を活性化させるというものです。腎機能は腎臓から尿道までの排尿経路の反射区を刺激することによって高まることになります。
これが官足法の反射区療法(対症療法)的効果(A)です。
(2)どうすれば、きれいになった血液を順調に循環させられるか?
下肢全体をよく揉むことです。骨格筋の約7割を占めるため、血液の貯蔵庫と言われるふくらはぎや太ももは、心臓から離れている関係上特に血流が滞りやすいのです。この下肢全体をよく揉んで血流をよくすれば全身の血流循環も当然良くなります。
これが官足法の血液循環法(根本療法)的効果(B)です。この二つの相乗効果によって、冷えが解消し体温も上昇、結果として自然治癒力が一気に活性化し 病気は速やかに治癒・改善の方向に向かうわけです。下肢全体とは、足(爪先から足首まで)と脚(ふくらはぎから太もも)、鼠径部さらには臀部までの範囲を指します。
2.官足法の原則
(A)と(B)の相乗効果を最大限に引き出すには、下肢全体を
①まんべんなく ②くまなく ③力強く ➃奥深くもむこと。
そのキーワードは自信・忍耐・根気です。
上記の「官足法の原理・原則」をしっかり覚えることで、自信をもって健康な身体作りをご一緒に頑張りましょう。
次回は「官足法の特長」「効果がなかなか出ない場合のチェックリスト」をお届けします。